「母親の対乳児音声における音調曲線と発話機能の発達的変化」(査読有)
50組の健常の母子を対象とし、乳児が生後3~9ヵ月の間、縦断的に家庭内での母子相互作用場面の音声を記録した。そこで得られた母親音声のサンプルを音響分析によって分析し発話機能毎の音調曲線パターン出現率を調べた。本研究の結果をもとに、日常生活において、成人が幼児に対してどのような話しかけをすることにより、幼児が言葉で伝え合う喜びを味わえるようにできるか、また、どのようにして言葉の発達を促進できるかということについて論じている。pp.31-40
『宮城学院女子大学発達科学研究』第3巻