「母親による対乳児音声のプロソディの特徴:6カ月児及び9カ月児へ向けた発話の比較」(査読有、筆頭)
20名の乳児とその母親を対象に、乳児が生後6カ月及び9カ月の時に、コミュニケーション場面を記録し、音響分析によって母親音声の音響的特徴の月齢による変化を調査した。調査項目は各発話の持続時間、平均基本周波数、ピッチ変位とした。その結果、項目ごとに月齢変化、子の性別、母子相互作用場面それぞれの条件により有意な違いが観察され、母親の対乳児音声は子の月齢、性別、コミュニケーションツールにより影響を受けることが明らかとなった。pp.19-26 庭野担当箇所:全文庭野賀津子、梶川祥世、佐藤久美子
『玉川大学脳科学研究所紀要』第4巻