ヘルスプロモーションとヘルスリテラシーについて、文献研究によってこれまでの概念を整理し、まだ統一された見解がなされていないヘルスリテラシーに関して、新しい理論の改鋳を試みた。ヘルスリテラシーは、従来「健康に関する情報を理解、あるいはその情報を得る社会的スキル」と理解されてきたが、本研究では「個人のライフスタイルと自己判断に基づく健康行動」がヘルスリテラシーの目指すべきあり方とした。そして個人の自己実現とQOLの重要性についても触れ、障害者のQOLのあり方について論じた。
筆頭著者として全文を担当。pp.45-54
庭野賀津子、河村孝幸、水野康、鈴木玲子、皆川州正、 他