教育現場の実態に即した授業プランの開発研究を行っている。研究の範囲は「作文」「ディベート」「学習ゲーム」「ワークショップ」「特別支援教育」「多文化教育」と多義に渡っているが、いずれも教育現場で必要とされるテーマを掘り下げる研究を行ってきた。どのテーマも教育方法のフロンティアを扱ったものである。
とくに1997年、「学級崩壊=授業不成立」現象が一般に知られるようになってからは現象の背後にある社会的な変化を見据えた上で、どのような授業プランが実践的に有効であるかについて、現場教師・研究者たちとの共同的な研究を通じて考察を行ってきた。ここ数年は「教師教育」に特化した質的研究に力を入れている。