教師教育における読書教育の実践的考察－教師教育にアクティブ・ブック・ダイアログを導入する－

国語科教育の研究重点が読解教育から読書教育へと少しずつ変化してきている。もちろん読解教育の重要性は変わらないものの「本を本として読む力」を養成することの重要性が明らかに増している。そうした中で大学の教師教育（国語教育）に読書教育をどのように導入するか。導入することでどのような変化が起こるか。新しい読書教育の方法論の１つ「アクティブ・ブック・ダイアログ」を学部教育の１・２年生の講義に導入実践することで見えてきた小さな可能性（「理論と実践の往還」など）について実践的考察を加える。

東北福祉大学研究紀要