「高齢者支援の情報システムに関する一考察」
現在各分野において地域情報化の整備や推進が行われているが、福祉の領域でも例外なく情報化への対応という、大きな転換期を迎えつつある。この背景には、きたるべき「高齢社会」における、高齢者支援の一方策としての情報化の充実が必要となってくるものと考えられる。本論では、高齢化にともなう問題を、問題領域ごとに分け整理してその解決策を考えた。そのうえで、問題領域ごとに情報通信利用の可能性を考察し、高齢者支援にとってどのような情報システムが望ましいかを検討した。総p.87 pp.31-39
岩手県立大学社会福祉学部紀要 第2巻第1号