中高年者に対する予防型福祉サービスの開発と実証研究
平成16年度より、高齢者に対する包括的運動トレーニングは、運動器の機能向上にとどまらず、血中アディポネクチン値の増加や筋肉内脂肪の減少などの多面的な医学的効果も得られうることを明らかにした。また、スキーのストックのような2本の専用ポールを使って歩くノルディックウォーキングを導入し、地域在住の高齢者を対象とした無作為割付研究を行い、体力向上効果を検討した。また、その運動プログラムを立案・提供する上で考慮すべき点についても言及した。