慢性腎不全(CRF)患者の持久的運動に対する筋のトレーナビリティーについて検討するため、5/6腎摘腎不全ラットを用いた基礎研究を行った。雄性WKYラットの5/6腎摘腎不全モデルを作成し、12週間の持久的運動後のヒラメ筋における毛細血管数および筋線維組成を検討した。その結果、運動群ではCRF非運動群と比べてC/F比が有意に増加しており、%Type Iも正常ラットと同程度に保たれていた。本モデルから、CRF患者においても長期間の持久的運動に対する筋のトレーナビリティは温存されている可能性が示唆された。
pp.529-531
Kawamura T, Kanazawa M, Li L, Tateyama M, Onodera Y