1年間にA運動施設を利用した113名を対象とした.心大血管疾患は30名おり、狭心症のほか、心房細動などの不整脈、弁膜症、僧帽弁置換術後、心筋梗塞後、ペースメーカ装着、心不全などであった。27名の計25医療機関より意見書の提出があり、運動負荷試験に基づいた運動処方箋の提出は3件のみであった.地域の運動施設が維持期の運動療法の場として活用されるには、医療機関と運動実施施設の相互理解を深め、利用者を含めた三者に有益な連携、協働のあり方を模索する必要がある。
pp.99-103
河村孝幸、及川珠美、 森 信芳、伊藤 修、上月正博