本研究では、4秒ごとの身体活動強度を評価、記録可能な装置を用いて、維持期心臓リハビリテーション教室参加者の中等度以上の身体活動パターンと運動耐容能の関係について検討した.その結果、中等度以上の累積身体活動時間とVO2@VTとの間には、継続時間幅に関わらず有意な正の相関が認められたが、VO2@peakとの間には有意差は認められなかった.したがって、日常生活において、中等度以上の身体活動時間を継続的、断続的に関わらず確保することは、日常活動予備能の維持・改善に寄与する可能性がある。
pp.119-122
河村孝幸、金澤雅之、森信芳、伊藤修、上月正博