2002年5月から2004年5月までに心肺運動負荷試験(CPX)を実施した連続565症例(30~92歳)を対象とした。CPXにより嫌気性代謝閾値(AT)、最高酸素摂取量(peakVO2)、その際の心拍数を測定した。ATおよびpeakVO2は男性が女性よりも高値を示し、年齢と共に低下した。本成績との比較により、性別と各年齢層に応じた運動面容能の適切な評価、心疾患発症前の身体活動の推測、さらには効果的な運動療法の指導が可能となった。
pp.58-63
佐々木保美恵、五安城亜希、澤邊泰、河村孝幸、吉田一徳