当院リハビリテーション科では2002年4月に心臓リハビリテーション(心リハ)システムを立ち上げ、急性心筋梗塞患者、狭心症患者および開心術後患者を対象に、監視型運動療法に取り組んでいる。2002年6月からは運動療法の適応を拡張型心筋症などの慢性心不全患者にも拡大している。2003年2月までに20例の拡張型心筋症例に対して心肺運動負荷試験を施行し、15例(男性10例、女性5例、平均年齢62.5歳)に対して運動療法を行った。その結果、最高酸素摂取量が有意に増加し、運動耐容能の改善を認めた。
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五安城亜希、澤邊泰、河村孝幸、三浦正悦、吉田一徳