アメリカでは1970年代から術後心臓病患者に対する院内急性期だけではなく、二次予防を目的とした回復期、維持期の心臓リハビリテーション(以下「心臓リハ」)プログラムが標準的なサービスとして受けられる仕組みが確立してきた。全米で約3、000(2003年時点)の心臓リハプログラムが存在しているが、通常心臓リハが行われる場所としては病院、病院併設運動施設、大学運動施設、健康増進施設などが主である。病院内に心臓リハ室が設けられ、急性期心臓リハ、回復期には通院型外来心臓リハが行われる。
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