その他

基本情報

氏名 河村 孝幸
氏名(カナ) カワムラ タカユキ
氏名(英語) Kawamura Takayuki
所属 健康科学部 医療経営管理学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「維持期心臓リハビリテーション患者における日中の座位行動の特徴と運動耐容能の関連性」

単著・共著の別

その他(発表学会等)

発行又は発表の年月

201607

発表学会等の名称

第22回日本心臓リハビリテーション学会学術集会、東京

概要

座位時間の長さや様相の違いと代謝機能異常の関係が指摘されている。本研究では4秒毎の身体活動強度が計測可能な加速度計付歩数計(Lifecorder EX4秒版:LC4)を用いて、座位行動時間(ST)の様相と運動耐容能の関係について検討した。【方法】維持期心臓リハビリテーションの参加者10名(男7名、女3名、年齢70±6歳)に、LC4を装着し、連続する5日間のデータのうち、8時~18時までの10時間のSTを分析した。同時期に心肺運動負荷試験を実施し、嫌気性作業閾値(ATVO2)と最高酸素摂取量(PeakVO2)を求めた。
【結果】対象者のATVO2、およびPeakVO2はそれぞれ11.7±4.1ml/kg/min20.2±4.9ml/kg/minであった。総STは10時間中、平均8時間4分~9時間43分であった。総STに占
める5分間未満で中断するSTの割合は10%~38%、30分以上持続したSTは11%~55%と個人差が見られた。総STを制御変数として偏相関を求めた結果、1分間以上かつ5分間未満のSTとATVO2およびPeakVO2の間にそれぞれ有意な正の相関関係(r=.88, r=.74, p<.05)が認められた。
【結語】総STに関係なく、STが1~5分間で中断する様相が多い人ほど、運動耐容能が高く保たれている可能性が示唆された。
pp.703
河村孝幸、及川珠美, 納屋幸, 阿部将之, 森信芳, 伊藤修, 上月正博