内部障害者数は身体障害者総数の30%を突破し、 内部障害の中での障害の重複化、 特に心臓機能障害、 呼吸器機能障害、 腎臓機能障害の重複が目立ってきた。 内部障害者に対するリハビリテーションは、単にADLを拡大し在宅、復職を目指すことが最終目標とするリハではなく、動脈硬化性疾患の発症・再発予防、生命予後の延長などにもつながる「極めて有効な治療」の1つである。本章では骨格筋レベルでの運動療法の効果を紹介する。
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第2章 運動医学 I 運動と代謝、運動と筋
pp.12-18
上月正博、河村孝幸 他