「幼児・児童の言語的コミュニケーションにおける対人認知の影響に関する発達的研究」
日本教育心理学会第28回総会日本教育心理学会発表論文集
年長児が年少児へ情報を与えるという場面での発話に関し、聞き手の年齢を考慮にいれた情報伝達が可能になるための諸条件を、相手の年齢、伝達課題の性質の2点に関して検討した結果、(1)伝達すべき情報の内容が、相手の年齢にとってある程度難しいものであること、(2)伝達すべき情報が、年長児にとってあまり難しすぎるものではないこと、の2条件が必要で在ることが明らかになった。