「Bactericidal Activity of TiO2 Nanotube Thin Films on Si by Photocatalytic Generation of Active Oxygen Species(査読あり)」
本研究では、モデル細菌として大腸菌と黄色ブドウ球菌細胞を使用して、TiO2ナノチューブ(NT)薄膜の殺菌活性を調査した。 金属チタン(Ti)薄膜をシリコン(Si)ウェハー基板上に陽極酸化して、TiO2NT薄膜を形成した。 そして、TiO2 NT薄膜の殺菌活性を評価するために、TiO2 NT薄膜上の細菌に、365 nmの波長の近紫外線(UV-A)を照射した。 その結果、本研究で調査した2種類の細菌の生存率は、紫外線照射により大幅に低下し、2種類の細菌の生存率の時間的変化に差があることが示された。
Langmuir, 36 (42)