福祉、教育、保育など児童や保護者等を援助する職業を目指す学生たちには専門分化した知識や技術のほか、討議型の学習による汎用的な能力の獲得がなぜ必要なのか、援助者が児童や保護者等との関わる場面に焦点を当て検討を行った。
援助者には人権保護や権利擁護の機能が求められ、時には児童の利益に反する保護者等との対峠関係での対話の力が必要である。また傾聴、受容など、寄り添って代弁的な役割、また、論理的な応答、根拠をもって説明する技能なども必要である。
こうした技能をディベートなど討議型の授業で擬似的に体験することにより、説明の論理性や対峙関係での対話の力など、将来の援助者として必要な技能が習得できる。
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