「要保護的法主体像の新たな理論的構築に向けて、 -裁判過程とナラティヴ(物語、語り)との関係論について-」
本稿は2009年10月11日法政大学多摩キャンパスで開催された日本社会福祉学会第57回全国大会における報告を一部修正し、記述したものである。
本報告では、「新たな法主体概念」を「要保護的法主体」と同定し、裁判過程に「物語」(ナラティヴ)が、新しい主体概念の創出により、裁判官の心証が法解釈に影響を及ぼしていることについて明らかにした。総p.2