「ボランティアの見守り義務違反による転倒・骨折事故裁判例から学ぶ予防的研究 -福祉リスクマネジメントと社会科学的視点から-」
本稿は2008年10月11日岡山県立大学で開催された日本社会福祉学会第56回全国大会における報告を一部修正し、記述したものである。
本報告では、介護事故の事案について、裁判所が示した判決文には、客観的合理性が認められるのか。今後の同種同様の介護事故が生じた場合には、判例が先例として社会科学的合理性が認められるのか、裁判例を通じて介護事故の裁判例の意義について明らかにした。総p.2