「リスクマネジメント研究の過去・現在・未来 -社会福祉学の視点から-」
2013年6月28日に日本学術会議講堂で開催された日本リスクマネジメント学会関東部会 公開シンポジウムの報告を一部修正し、記述したものである。
本報告では、本来利用者の自己責任で発生した介護事故の責任を裁判では、施設側の責任として高額な損害賠償を認定したのか、その原因と背景を分析し、施設におけるリスクの分析、つまり介護事故の判例研究に基づいて、事故が生じた場合の事後的な対応を判旨の視点を踏まえて、個別具体的に検討し、社会福祉学の視点から介護事故というリスクの軽減を目指し、介護施設側に介護事故に対する自覚を促し介護事故軽減のための体制を明らかにした。総p.6