「臨床美術体験で変容する小学4年生121名の事例研究」
これまでの臨床美術の主な対象者は、認知症の予防と進行抑制、発達の気になる子どもであったが、すでに保育所においても実績を積んでいた。本研究は、総合的な学習の中で臨床美術の基礎を学び、児童が臨床美術を指導する立場となることで、広く福祉分野で自分に出来ることを積極的に実行する姿勢を身に付け、学民ジョイントプロジェクト事業目的でいう「受身の総合的な学習の時間」から「主体的で社会参加型の総合的な学習」への進展を具体的に示し得る事例研究である。pp.71-80
感性福祉研究所年報第8号