「脚を失った人々-義足でできること,できないこと-」総説
東北福祉大学社会福祉研究室報第12号
手脚を失った際に,人工の手脚である義肢(ぎし)が用いられることは広く知られている.しかし,義肢とはどの様なもので,義肢を装着した切断者の人々は,「何ができて,何ができないのか?」といったことは意外にも知られていない.そこで本論では,義肢についての概略を説明し,切断者の中でも下肢(脚)の切断者と義足(本報のテーマである障害者福祉)の現状と課題について考えてみたい.pp.25-30