その他

基本情報

氏名 関川 伸哉
氏名(カナ) セキカワ シンヤ
氏名(英語) Sekikawa Shinya
所属 総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「特別養護老人ホームにおける車いすの現状と導入事例紹介」総説

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

201006

発表学会等の名称

福祉介護機器TECHNOプラス 第3巻 第6号

概要

2009年9月の総務省調査結果によれば,わが国の高齢化率は22.7%(2,896万人)と既に超高齢社会へと突入している.高齢に伴う身体機能の低下により,介護を必要とする高齢者の数は年々増加しており,2008年度高齢社会白書によれば,介護保険利用者総数は425,1万人と推定される.内22.8%は,特別養護老人ホームをはじめとした高齢者施設(以下,施設)サービスを利用しており,介護度が高くなるに従いその割りは高く,要介護5では約6割が施設利用を占めている.こうした現状の中,増え続ける施設利用者への介護予防,自立支援,更には介護者の負担軽減を目的とした福祉用具の活用が大いに期待される.中でも施設利用者の多くは,車いすを日常の移動手段または,生活を営む上での中心の場としている.車いすをはじめとした福祉用具は,身体・環境などへの適合支援が重要であり,不適切な用具の使用は,二次障害への直接的な要因となる.そこで,我々は,研究の第一段階として特別養護老人ホーム(以下,特養)の車いす利用者約100名を対象に,使用車いすと身体適合に関する調査を行い,現状の具体的問題点を明らかにした(以下,車いす調査).
pp.51-55