その他

基本情報

氏名 関川 伸哉
氏名(カナ) セキカワ シンヤ
氏名(英語) Sekikawa Shinya
所属 総合マネジメント学部 情報福祉マネジメント学科
職名 教授
researchmap研究者コード
researchmap機関

タイトル・テーマ

「研究の進め方-計画から発表まで-(3) 研究の種類とデータ収集」総説

単著・共著の別

単著

発行又は発表の年月

200607

発表学会等の名称

日本義肢装具学会Vol.22,No.3

概要

研究テーマが決まり,次に考えなければいけないことは,どのような方法で各自のテーマを具体化するかです.物を開発する場合,疑問や問題点の解決,いずれにしても何らかのデータが必要となります.当然のことながら必要となるデータは,テーマや目的により異なります.質問紙を用いたアンケート,面接や観察,実験等様々な方法が考えられます.データ収集の際には,データの入手方法(どのような環境で,どのような被験者に対して)や信頼性(誰が,どのような機材を用いて)等客観的情報を得る上で重要な項目は多々あります.しかしここでは,研究を行う上での基本となる部分に着目し解説していきたいと思います.データ収集を行う際に最も重要なことは,知りたい(明らかにした)内容と収集したデータとの合致です.高額な機器を使用することが,重要な訳ではありません.例えどんなに単純な方法であっても,知りたい情報がそこから得られるのであれば問題はありません.確かに高額な機器は,精度も良くデータとしての信頼性も高いといえます.データの信頼性は重要な項目ではありますが,研究の初期段階では,安価で単純な方法でもよいのでデータ収集に努めてみては如何でしょうか.最近の義肢装具士養成校の卒業研究は,安価な方法で大変ユニークな研究を毎年行っているように感じます.最終回の事例で取り上げたいと思いますので是非,参考にしてみて下さい.
pp.166-172