「特別養護老人ホームにおける車いすに関する調査研究 第五報」学会発表・抄録
第27回リハ工学カンファレンス
高齢者の身体状況の変化に応じ、随時調整可能なアジャスタブル機能を備えた車いすが望まれる。しかし、調整可能な製品の多くは、海外仕様で高価でサイズも大きい。また、特養内での車いす適合支援を行う上で、先の教育支援で述べたようにCWが車いすや姿勢保持に関心を持ち、随時、調整が行える技術と環境の提供が必要である。昨年は、施設内事例検討を通し明らかとなった特養での車いす導入時の課題について報告した。今回は、過去5年間の実践結果をもとに、現在の取り組みと課題について報告する。