「荷重線リアルタイム可視化表示による義足膝継手の立脚制御機能の計測・評価(第2報)」学会発表・抄録
日本リハビリテーション医学会
リアルタイム可視化表示システムを用いて、各種義足膝継手の立脚機制御機能を計測評価した。その結果、踵接地直後に荷重線が膝軸の後方を通過して膝折れが有効に防止されていることが観察され、立脚期末には荷重線が膝軸のわずか後方を通過して膝軸周りのモーメントが小さくなり遊脚期への移行が滑らかに行われることが観察された。坂道下り歩行では、これらの傾向がより顕著な荷重線の変化として観察された。これらの特性は、コンプライアンスにより大きな影響を受けることが観察され、調節が重要であることが示された。