「片麻痺歩行時の麻痺側下腿筋活動計測-AFO機能との関係について-」学会発表・抄録
第10回日本義肢装具士協会研究会
中枢性疾患である片麻痺者の場合、装具機能が何らかのかたちで生体内活動へ変化を及ぼす可能性は充分に考えられる。装具装着により裸足と比較し歩容が明らかに改善される場合は多く、単なる物理的機能補助とは思えない。装具使用による片麻痺者の歩行改善理由は、装具機能による単なる物理的機能補助ではなく、生体内活動の変化を含めた総合要因によるものであると考える。そこで本研究では、装具機能と生体内活動との関連性を明らかにすることを目的とし、生体内活動の一要因である歩行時麻痺側下腿筋活動の計測を行った。