「小学生の植物単元学習における単元間の「縦断的関連づけ」の効果」(査読付き)
小学校5、6年の理科の植物単元の相互関連づけを促進する教授プログラムを開発した。植物が生き残るためにどのような戦略をとるかという文脈を利用して植物のライフサイクルに既習の単元学習内容を位置づけるというテキストによる授業を行って、その有効性を検討した。その結果、このテキストによる授業は、授業後でも目標を達成できなかった学習者層に特に有効であった。教授プログラムの有効性が示されたことが考察された。pp.76-88工藤与志文、宇野忍、白井秀明、荒井龍弥
日本教授学習心理学研究 第1巻