「小学生の面積概念学習に関する構成法的研究」(修士論文)(査読付き)
学習者の既有の誤った知識が当該学習に影響を及ぼすことが、特に科学教育の中で指摘されている。本論文では、面積学習において、図形の周長によってその面積の大小を判断するような誤った知識を取り上げ、それを正しい知識へと組みかえるための発問系列を構成する構成原則を実践的に研究した。長方形と平行四辺形の面積の比較など、学習者の誤った知識からは予測し得ない課題を先行させることが効果的だったことなどが、考察された。
東北福祉大学大学院教育学研究科