「大学生の個別的課題解決傾向からの脱却を目指して」
平成19・20年度 科学研究費補助金 基盤研究(C)研究成果報告書 研究課題番号19530595
「ルール学習」について、非ルール学習、すなわち「個別的解決」という問題提起が今までなされてきた一方、「ルール」対「誤ルール」という単純な図式で学習者の判断基準が考えられてきた。植物の光合成概念、動物概念、花概念、さらには四角形の面積概念についての調査から、誤ルールが単一ではないこと、大学生のルール妥当性判断と事例判断が必ずしも一致しないことが多々あることが示された。荒井龍弥、斎藤裕、佐藤淳、宇野忍、工藤与志文、白井秀明、舛田弘子、佐藤康司