小学5年理科の「おもりのはたらき」の単元の授業実践報告。物体がものに衝突するときの力の大きさに影響を与える「速さ」と「重さ」を混同している学習者に、それら2つの次元の量を弁別して
理解させるための発問系列を組み込んだ授業を行い、その効果を検討した。衝突を予期させない運動場面から衝突を予期させる運動場面へ、自由落下運動している物体の速さの変化を見せる、またその速さの変化は物体の重さにはさゆうされないことを見せる、などの方針が、2つの次元の弁別にとって有効であったことなどが考察された。
pp.11-42