「いつつばし教室日記①」
わかる授業の創造 VOL.2,NO.1
絵画困難な発達遅滞児との教育的係わりの中で、教育者本人が、単なる見本の模写や障害児自身の表現法への無理解の無効性に気づき、白紙ではなく顔の輪郭などの枠組みに目鼻などを描き足させ、さらに共感的なやりとりをするように変化したことによって、障害児も枠組みがない白紙に形などに注目して描画できるように変化した。援助下で実行できることは自力で実行できる可能性が高いという「発達の最近接領域」という考えの重要性が考察された。pp.44-49