「幼児の地図読解行動の前提値に関する研究-ルート歩行を目標値として-」
『日本教育心理学会第33回総会発表論文集』
地図と現実空間の間の①ランドマークの対応づけ②対処物の対応づけ③自己の位置・方向の対応づけ、という3つの対応づけに関して、地図と現実の向きが合致した課題と異なる課題を幼児に課し、それらと現実空間のルート歩行の関連からルート歩行の前提値を探った。地図を読みとり複雑なルート歩行をするには、現実空間と地図の向きが合致しない状況でも、対象物や自己を対応づけられることが重要であることなどが考察された。pp.663-664石川真理、白井秀明