これまでの、統合的意味づけをしない教授、6年の「光合成」単元でのみ統合的意味づけを行った教授、5年の「花と実」に加えて6年の「光合成」でも統合的意味づけを行った教授という、3つの教授結果のうち、2回統合的意味づけを行った教授結果が一番学習者間較差の拡大が回避できた結果となった。しかも、3ヶ月後の遅延テストで成績が落ち込まないことから、単なるリハーサルの繰り返しの数が増えたからというよりも、学習内容が体系的に理解されたからであるということが考察された。
pp.206-209
工藤与志文、宇野忍、白井秀明、荒井龍弥