「小学生の面積大小判断に及ぼす誤ルールの影響」
日本教育心理学会第31回総会発表論文集
図形の周長によって面積の大小を判断するという誤った知識(周長ルバ-)の所持の有無を、等面積で周長が異なる事態と面積が異なるが等周長である事態という2種の課題の反応から推測し、それらの課題に対する小学生の反応のパターンと学習段階による変化を調査した。現行図形学習が進むにつれ、周長ルバーを誤った判断基準として一貫して用いる学習者が増加すること、より積極的に周長に注目させないような教授が望まれることが示唆された。p.347白井秀明、工藤与志文