「内因性瞬目の周期性変動とその性差について」
基礎体温が定型的な二相性を示す女子被験者を選出し、縦断的に瞬目の測定を行った。さらに対照群として男子被験者についても縦断的に瞬目の測定を行い、女性と男性の瞬目の経時的な変化と瞬目の男女差について検討することを目的とした。その結果、男性の瞬目に周期性は認められなかった。また、女性の瞬目率の推移は、有意な差は認められなかったが、月経前期に最も高値を示し、月経期に最も低い値を示した。pp.39-48杉山敏子、田多英興
人間情報学研究 vol.6