「探索行動の分析による医療者と患者に理解しやすい院内表示の検討」
第38回看護研究学会学術集会
この研究の目的は、病院の構造を「空間のわかりやすさ」から分析する方法の一つである探索行動実験により歩行者と車いす自走者の立場から検討することである。歩行者と車いす自走者において、遠回り経路を選択した回数での違いは読み取れなかった。しかし、車いす被験者は天井からつりさげられた看板を見落としたり、壁の表示が高い位置にある場合に醜さを訴えており、表示の取り付け方法により車いす自走者の視点からは醜い場所があった。河村真人、菅原尚美、杉山敏子