「看護場面での看護師と看護学生の観察方法の違い」
日本看護技術学会第10回学術集会
本研究の目的は、看護学生と看護師の知識や経験の違いによる、患者の状態観察時における看護学生と看護師の視線の動きの違いについて明らかにすることである。分析の結果、以下のことが分かった。 1.知識や経験によって観察時の情報量や順序性に違いがあり、推測するための観察ができるようになる。 2.看護師は観察の優先順位が分かっており、十分に観察にすることができる。 3.看護師は「危険の予測」、4年生は「療養環境」、1年生は「患者の気持ち」についてのアセスメントの特徴がある。菅原尚美、河村真人、杉山敏子