「性周期に伴う瞬目活動」
第17回日本生理心理学会
3ヶ月間の予備調査に基づいて、健康で月経周期の規則的な被験者を6人選び、彼女らの8週間の、基礎体温、性ホルモン、気分・身体的訴えとともに瞬目率を測定し、瞬目率とのそれぞれの測定項目との関係を分析した。その結果、黄体期や卵胞期に比べると月経中の瞬目率は減少する傾向が見られたが、有意な差までは至らなかった。気分・身体的訴えと瞬目率間にはいくつか相関関係が認められたが被験者によって異なり、一定の傾向は指摘できなかった。杉山敏子、田多英興