作業療法(OT)教育で臨床実習が大変重要であるが、OTの専門的知識や技術以外に、患者と関われない、責任を果たせない、などの態度の問題を指摘される学生が増えている。これらの専門的な知識や技術以外に、臨床実習を円滑に進めるために必要な対人関係能力や社会的技能を養成のためのより効果的なOT教育プログラムの開発を目指し、(1)臨床実習に必要な社会的交流技能の明確化、(2)社会的交流技能を養成する教育プログラムの開発、(3)教育プログラムの効果の検討、(4)社会的交流技能の習得に関連した学生側の適性の把握、の4課題をあげ学生に調査への協力を求め、研究を進めている。