虚血侵襲後のスナネズミの海馬スライス標本を用いて、パッチクランプによりCA1野ニューロンのグルタミン酸受容体のチャネル電流ダイナミクスを解析した。その結果、AMPA型受容体のチャネル電流に、健常ニューロンでは見られないダイナミクスを持つものが混在していた。一方、NMDA型受容体は健常ニューロンのものよりコンダクタンスが小さかった。これらの結果は、CA1野ニューロンのグルタミン酸受容体では、虚血の後にチャネルを構成するサブユニットが変容することを示している。
pp.527-531
Hiroshi Tsubokawa, Keiji Oguro, Hugh P. C. Robinson, Toshio Masuzawa and Nobufumi Kawai