「企業福祉システムの再構築と従業員意識の改革」 ~労働福祉の最適化に関する一考察~
福祉社会の一翼を担う企業福祉システムの再構築を考察対象として、その歴史的展開を概観した上で、これら再構築および運用の合理化に向けた諸議論から、従業員ニーズへの的確な対応とともに従業員意識の改革を二つながらに進める必要性を問題提起した。「福祉社会システム」としての労働福祉の最適化は、企業福祉システムとこれらを利用する従業員やその家族との中間に、具体的でさらにフレキシブルな調整関係がなければ成立せず、機能しないことを指摘した。pp.65-78
群馬松嶺福祉短期大学紀要「福祉と人間科学(第2号)」