「現状と歴史的な流れをみる」

産労総合研究所　 『企業福祉』　428号

わが国における経済のサービス化は1980年代から顕著となる。特にプラザ合意後、急速な円高と情報通信技術の飛躍的な発展によって情報が瞬時に国境を飛び越えて伝わり、ヒト、モノ、カネが動くようになってきた。わが国はその後、経済のバブル化が始まるが、その中で従来までの企業福祉とは別次元の動きが見られるようになってきた。およそ15年ほどを振り返って、企業福祉の歴史的な流れを追いながら現状に至るまでの経緯を論じた（企業福祉の再構築を考える（3））。
pp.91-95