「法定福利の福祉メリットに注目」
(財)中小企業労働福祉協会 『労働と経営』 第29巻8号
健康保険や厚生年金は社会保障の中核的制度である。わが国の社会保障は1つの制度の中に対象者別の制度が縦割りで組み上げられているものがあり、健康保険の場合は健康保険組合や共済組合(短期給付)、年金保険の場合も厚生年金基金や共済組合(長期給付)などがある。これらの制度には、「疾病予防や生きがいセミナーなど、本来の給付事業とは異なるものがあり、法定福利そのものの中に福祉メリットが提供できる仕組みがある。これらの活用を提案した(中小企業の企業福祉(4))。pp.30-31