好景気が続く中での人手不足は、大企業の企業福祉充実に対して対抗する手段が中小企業にも必要だとの認識を中小企業にも持たせるようになってきた。賃上げに努力をするが及ばず、企業福祉についても同様だとは思いながら経営者の中には中小零細だからこそできるフレンドリーな会社を目指した企業福祉を展開するようになってきた。本稿では突出して新しいことを始めた中小企業の事例を取り上げ、従来までのやり方とは異なる形でアピールする方法を模索する実態を追究した。中小企業も企業福祉を軽視できなくなってきたことを論じた(中小企業の企業福祉(2))
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