「工場地帯の風景」
労務研究所 『旬刊福利厚生』 №1941
外国人労働者と福利厚生(2)群馬県大泉町には三洋の大泉工場があり、その周辺には下請け企業があってブラジルやペルーを中心とした外国人労働者が住み、働いている。朝、近くの駅から工場に入って行く人々の姿には小型バスで人材派遣会社の担当者に連れてこられる者もいれば、歩いて通ってくる者もいる。作業服の色も異なれば、福利厚生としての食事の提供も業者が工場内に運び込んでくる。そこには一つ屋根の下にいながら、労働条件や福利厚生が各々に異なる実態があった。その風景から読み取る実情をまとめた。pp.50-51