「退職後医療の現状と企業の退職者医療保障制度」
産労総合研究所 『企業福祉』 第506号
高齢化社会の進展により、国民の医療福祉へのニーズが高まり、将来への不安を倍加させる可能性がある点を指摘した上で、特に定年退職後における医療に対しての労働者とその家族らの不安が大きいことを再確認し、社会保障と企業福祉の制度の現状と役割分担による各々の位置付けを検討したものである。 職域福祉では、企業や健康保険組合における給付以外に医療保障給付を行う共済会があることを具体的に示した上で、その可能性を示唆した。pp.6-11