大手企業を中心に普及してきた「カフェテリアプラン」を導入する場合、システムの構築は言うまでもなく、導入に必要な環境整備、広報活動や手続きへの教育など、必要となる労使関係での検討事項を提示し、福祉システムとしての具体的な制度設計から導入に至るまでの実務的手法を考察したものである。 カフェテリアプランの導入企業は、まだわずかであり、その手法やシステムも普遍的なものはないため、試行錯誤で制度化していくしかない。その筋道として、導入の背景や現況、基本的な機能やシステムが持つ意味を確認し最低限の留意点をまとめた。
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