「コミュニケーションとメディア」
共文社 『労働と経済』 1518号
個人が社会と繋がっていく結節点に「仕事」がある。職業に就き、働くことを通して社会と繋がり、社会そのものを自らのものとすることで社会人としての自己を形成していく。それは他者を理解することで初めて自己を理解する作業でもある。そこにメディアの影響は大きい。メディアによる情報が個人の判断、反応を変えてしまうからである。本稿ではメディア研究の最先端を走り抜けたマクルーハンの理論的枠組みによりながら現代社会における社会と組合員、組合員と労働組合のこコミュニケーションの課題について論じた。pp.14-15